7月 まとめ
マンション管理の現場で見えた課題と学び
*この記事は X で紹介した「7月まとめ記事」の詳細版です。
2026年7月は、マンション管理の世界にとって大きな示唆を与えるニュースが続きました。 全国的に管理会社の人手不足やコスト上昇が深刻化し、新聞報道では小規模マンションが管理会社から“切り捨て対象”になり始めているという厳しい現実が取り上げられました。これまで「管理の味方」だったはずの管理会社との関係性が揺らぎ、管理組合はより主体的な運営を求められる時代に入っています。
さらに、熊本では震度7の大地震が発生し、改めて防災対策の重要性が浮き彫りになりました。 滞納や管理費会計の赤字を抱えるマンションでは、どうしても防災は後回しになりがちですが、建物の老朽化・住民の高齢化という「二つの老い」が進む中で、災害への備えも避けて通れないテーマです。
こうした社会背景の中で、マンション管理士として適正な管理組合運営を支えるためには、経験と知識の蓄積が欠かせません。私は現在、「マンション管理士の学校」での学びや研修、理事長経験、などを通じて、実務の基礎を固めているところです。
7月に公開したブログ記事
③ 2026年7月のまとめ
「マンション管理士目線」育成コース受講開始
マンション管理組合目線代表の神尾直志氏が開校した「マンション管理士の学校」にて、実務ノウハウを体系的に学ぶ育成コースの受講を開始しました。
<講座内容>
- 財務・会計
- 自己紹介プロフィール/選ばれる理由の作り方
- 長期修繕計画チェックポイント
- 規約改正・AI活用
- 合意形成の進め方
- 管理会社変更、専門業者との付き合い方 ほか
<育成コース概要>
- 期間:1年
- 全6講(オンライン 1.5H × 6回)
- 勉強会:9月スタート/月2回
<わたしの目標>
育成コース修了までに、マンション管理士として最初の売上「0→1」を達成すること。
< 第1講の感想>
神尾先生の講義は、事前の面談どおり「管理組合目線」を軸にした内容で、私自身の目指す方向性と一致していると感じました。 管理組合の多様な相談に応じられるマンション管理士になるため、実務の基礎を丁寧に積み上げていきたいと思っています。
一方で、独立に向けて少しだけ心にブレーキがかかる部分もあります。 それは、私がこれまで「営業」を経験したことがないことです。コミュニケーション力への不安や、「売ること」が目的になると足が止まりそうな感覚があるのです。
だからこそ今は、 「なぜその提案をしたいのか」 「管理組合にとって本当に良い提案になっているか」 この二点を自分の言葉で説明できるようになることを大切にしています。迷いを実績に変えていけたら、きっと気持ちが軽くなるはずです。
マンション管理士会「実態調査業務スタッフ」に応募
区から受託した実態調査業務のスタッフ募集があり、賠償責任保険に加入したうえで応募しました。 条件には実務経験3年以上や認定マンション管理士資格などが含まれており、現時点では満たしていない部分もありますが、現場経験を積む機会として挑戦してみました。
<応募条件>
- 日管連認定マンション管理士
- 賠償責任保険加入
- 実務経験3年以上
- 他自治体での調査経験 ほか
<業務概要>
- 調査員業務のマネジメント
- アンケート集計・分析・報告書作成
- 調査台帳の整備・管理
- その他事務作業
理事会参加(7月)
今月は、管理組合の理事会にも参加し、以下のテーマに取り組みました。
- 滞納金の現状把握と回収に向けた対応
- 管理費会計の赤字対策(コスト削減)
- エレベーター保守会社の見直し
- 共用部照明の削減提案(電子ブレーカー等)
- 駐車場平面化の検討
7月のまとめ
理事長として実際に議題を整理し、優先順位をつけてみて言えるのは、1年で全部を解決することはできないが「後回しにして良いテーマはひとつもない」ということです。 建物の老朽化、住民の高齢化という「二つの老い」が進み、管理会社との関係性が揺らぐ今、どのテーマも確実に積み上げていく必要があります。
今月公開した2つの記事は、まさに私自身が理事長として体験したことをもとに、同じ立場になった方が「すぐに使える実務の型」として具体的にまとめたものです。
- 管理会社との打ち合わせをどうすれば“成果が出る場”に変えられるのか
- 理事長として最初に向き合うべき議題の優先順位はどこにあるのか
どちらも、実際の理事会で悩みながら整理した内容であり、読者の方が「自分のマンションでも試してみよう」と思えるように書いたつもりです。 管理組合の運営は、専門知識だけではなく、現場での体験や気づきが大きな力になります。私自身もその積み重ねの途中にいます。経験の浅い立場ですが、学び・実践・挑戦を丁寧に積み重ねながら、管理組合の健全な運営を支える力を育てていきたいと思います。
小さな一歩でも、確実に前へ進むことを大切にしていきます。
