ドローンに興味をもったらもっといろいろなことを
知りたくなりませんか?
「とことんやさしいドローンの本」日刊工業新聞社発行)は 「ドローンの基礎知識」をわかり易くまとめた1冊。
絵、写真、図解が多く、見開きが1テーマになっています。
どこからでも興味のあるところから読めて、飽きません。
内容を一部ご紹介しましょう。
1 ドローンの歴史
航空機を無人で飛行させる試みは
1930年代から始まり、最初は標的機でした。その後自動で飛行させる研究が行われ、GPS(全地球測位システム)によって、初めて実用化されました。
1980年代
産業利用が始まったのは、日本の農薬散布ヘリコプターでした。
2010年にフランスのパロット社からホビー用もマルチコプターが販売され急速に市場が広がり、通信技術の発展とあいまって中国のDJI社に代表されるような高性能のマルチコプターが大量に市場に出回るようになりました。
2 ドローンの仕組み
ドローンは、本体にリチウムポリマーバッテリー(特徴は小型軽量)を装着し、プロポ(プロポーショナルなコントローラー)で遠隔操作します。プロポの電波は2.4G㎐が使われています。
ドローンは、以下のような機能が搭載された精密機械なんです。
GPSによる位置制御、
ジャイロの技術による姿勢制御、
ゴーホーム(自動的に元の離陸した位置に戻ってくる)機能、
搭載されているコンパス(機体がどの方向を向いているかがわかる)、
超音波による離着陸時に地面との距離を計測するシステム
3 ドローンの利用法
身近なところでは、空撮によるコマーシャルやニュースで目にしたことがある農業での農薬散布などがあります。土木分野では、測量での利用。小包などの配達で実用化が進む物流での利用。人の代わりに安全な作業を実現する点検・警備・災害現場での利用。非常災害時などに電波通信網の中継基地としての利用など。